〜谷あり山ありジンバライフ〜

青年海外協力隊(2017-1)野球隊員 アフリカはジンバブエで子供たちと共にグランドを駆け回る。日々の思いをつらつらと。

ジンバブエの甲子園

サルボナニ〜

日本の冬並みに寒いジンバブエです。

いや〜本気で寒い。コタツがほしい。鍋食べたい。キムチが入った。

 

さてさて、木曜日と金曜日に高校の全国大会がGwandaというところで行われたので水曜日から遠征してきました。

Gwanda とはMatabeleand south でブラワヨと同じプロビンスにあります。ブラワヨより南で、南アフリカボツワナが近い。ブラワヨから3時間で着きます。

 

さて、そのGwandaへ行ってきました。

昨年の大会はというとU-16の試合を14歳で出た彼らの全国大会はグループリーグ敗退。二戦ともぼろ負けという結果でした。

そして今年。1つ歳を重ね15歳で出場。

1戦目 4-0

2戦目 1-6

3戦目 6-1

2勝1敗で2位通過。準々決勝へ。

 

この大会には29チームが参加しており、同じ会場で行うためスピードアップルールが設けられている。

その1 45分ゲーム

その2 スリーアウトとるか6点とったら攻守交代。

なんとも面白いこのルール。※6点目を取った時に同プレーで追加点があった場合はその点数も入る。例えば、あと1点を取れば攻守交代いわば5点取っている。しかし、ノーアウト満塁バッター走者一掃の場合3点取る事ができ攻守交代 ということで最高10点取る事が可能。

 

さて、準々決勝。

相手は強い。強そう。1位通過してきている。

後攻のうちは初回に6点を取られた。

うーん、これはまずい。時計を見る。

これが最後のイニングだと確信したコーチ谷山。

お前たち7点取ったら俺らの勝ちだぞ!!ということを伝えいざ攻撃。相手ピッチャー乱調。ファーボール、ファーボールそして満塁。ファーボール。2点、3点、サードゴロ相手、悪送球追加点。

これは、いけるんじゃないの?????

 

そして4点、ついに5点まできた。

そしてワンナウト2、3塁バッター9番がいない。はぁーーーーー!!あとあと聞くと体調が悪く吐きに行っていたという。なんで言わんのや。

 

そして、代打ワンディーレ。

そして、タイム。ランナーを集め2塁ランナーと3塁ランナーが同時に帰らなければならないことを伝えた。俺の英語伝わったかな。

そしていざ勝負。

1球目。ストライク。

2球目。の前に2塁牽制。

 

あ、あ、あ、悪送球、センターボールを後ろへ

そらす。

3塁ランナーホームイン、2塁ランナー、

ベースコーチ谷山大きく回すホーーーーームイン

逆転勝ちサヨナラー。

ひさびさ興奮した。

なんて試合。いや〜勝ちに不思議な勝ちあり。

まさにこれだ。

 

次の準決勝は5-1で負けた。

けど得失点差で3位という結果でした。🎉🎉🎉🎉

 

1年前から指導しているこの高校。インシャチハイスクール。練習を毎週行ってきた。続けて行くことの重要性を子供たちが教えてくれた。そして何より彼らは野球を愛している。

好きこそものの上手なれ。昨年よりか本当に本当に成長している。それが結果として現れている。

 

選手みんな、本当に小さな選手たちなので開会式の時にはどこの小学生?と揶揄されている場面もあった。

なにくそ。試合で見せてやるよって。

その結果が出て本当に嬉しかった。

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高校の先生からこのように言われた。

嬉しくてたまらない、しかし子供たちのおかげだと思ってるそして先生もまた子供たちを1つにまとめてくれてありがとう。

 

次は来年に向けて。彼らの目標は1つ全国制覇。

継続は力なり。

それを、来年も象徴してほしい。

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